数学の素養がITエンジニアに必要
私は大学で数学を学んで、IT系の会社に入りました。 最初は何もわからなかったのですが、数学を学んでてよかったと思うことがありました。
それは、昨今話題のAIの数学やそれのもととなる統計学というわけではなく、数学を学んだこと自体が生きていると思います。今回はそれについて記載しようと思います。
また、SE、プログラマー関係なく生きてくると思います。
数学を学んで身についたこと
会社の入社当時は、プログラムを書いたこともほとんどなく、むしろパソコンを使ったら負けとか思っていましたw なのに何の縁か、IT系の会社に入ることになりました。
数学を学んできましたが、数学の知識が直接生きることは、まずありません。
しかし、数学を学んできた姿勢が役に立つのです。
数学を学んできた人は以下の2つの能力が備わっていると思います。
- わからないことをわからないまま進められる。
- わからないことを永遠に考えられる。
「論理的に考える」は入れていません。他の学問でも同じだと思うので。
わからないことをわからないまま進められる能力
わからないことをわからないまま進められるというのは、意外かもしれませんが、 数学をやっていると、前提となる知識が深すぎて、まーこれはわかってることだから~ とそれを前提に進めることが多々あります。
ITの業界も深く突き詰めればきりがありません。しかし、数学をやってきた人たちは、それらを前提として 心を無にして進めることができますw
多くの人は気になって先に進めなくなるみたいです。それが普通です。
学生時代から先生が何言ってるかわからないというのを多く経験しているからですかねww
わからないことを永遠に考えられる能力
もう1つ、数学をやってた人の特徴は「わからないことを永遠に考えられる」です。 1つ目とは相反するようですが、これも、ちゃんと数学をやってきた人は備わっています。
わからないことが苦ではないのです。
朝から晩まで、同じことをずーーーーっと考えるのです。 多くの人は、すぐに答えを欲しがるので、ずーーーーっとは考えるのが苦痛のようです。
昔の話ですが、第2次世界大戦の時にドイツ軍の暗号、エニグマを解読したは数学者です。 言語学者でも物理学者でもありません。なぜなら数学者は、ずーーーーっと同じことを考えられるからです。
ITの業界で働いてると、いきなり意味不明なエラーに悩まされることがあります。 それをずーーーーっと考えて答えに向かってひたすら進められるのです。
まとめ
数学を学んだ人には、
- わからないことをわからないまま進められる
- わからないことを永遠に考えられる といった能力があります。
これは、他の学問を学んだ人より高いと思います。 この能力はITエンジニアとして生きていくなかできっと生きてきます。
実際自分がやってきて生きてきました。
他の人より多くの謎の不具合を解決してきました。
数学を学んだ人こそITエンジニアになってくれるといいなと思っています。
作成日:2021-08-16 更新日:2021-08-16