へっぽこITエンジニア@名古屋のブログ

Follow me on GitHub

Outsystemsを利用した感想

Outsystemsを利用したのですが、実際利用してみた感想を記載します。

目次

メリット

簡単な処理はさっと作れる

DB自動作成などもしてくれるので、 マスター整備画面や簡単な処理画面などは すぐ作れます。

マスター整備画面は、なんでこれで動くの?と感じるくらいですw

画面の配置など簡単

画面イメージをGUIで作れるのはやはり魅力的でした。 ソースコードを見ながら書くより全然早いし、奇麗に作れる気がします。
ソースで奇麗に早く作れないのは私の能力不足な気がしますがww

サンプルもいろいろあって、 初期状態から近いイメージを使えるので ベースを作るのが簡単でした。
ただcssフレームワークにもいろいろサンプルあるので、 そこはソースコードを書くのとトントンかもしれません。

でも、やはり微調整は難しいですね。 それは、ソースとあまり変わらない気がします。

NullPointerExceptionなどが出にくい

GUIでやってくれてるからか、 NullPointerExceptionのようなソースコードで書くと悩まされる システムエラー的なことが大分少ないです。

これはだいぶ助かります。

JavaとかでもOptionalとかを使えばだいぶ抑えられますが、 みんなついてこれないので困ってたのですよね。

デメリット

複雑な処理はGUIの方がわからない

GUIでフローを書くのでわかりやすいということでしたが、 やはり複雑な処理はGUIでもわかりづらい。

というかGUIのほうがわかりづらい。表示できる幅が狭いからでしょうかね?
ソースコードで見たほうがすぐ理解できる気もしました。

そもそも、そんな複雑になってるのが間違いなのかもしれませんね。

差分がよくわからない

GUIで実施しているためですが、 複数人で開発した場合、やはり

  • どこをどう変えたのか?
  • どうマージしたらいいのか?

というのはわかりづらい気がしました。 もしかしたら何かツールがあってやる方法があるかもしれません。

そのあたりも調べて分かりましたら書こうかと思います。

本番稼働に大きなサイズが必要

分離できるのかもしれませんが、 本番稼働のためにもかなりのサーバスペックが要求されました。

デプロイの機構がくっついてるからですかね? そのあたりに詳しいところは、ちょっと不明でした。すみません。

マイクロサービスとかには不向きかも・・・

もしかしたら良い方法があるかもしれませんので そのあたりも調べて分かったら書こうかと思います。

セキュリティー関連をミスりやすい

これは慣れれば大丈夫かと思います。

処理でクライアント側とサーバ側の処理が 枠だけの〇と塗りつぶされた●で表現されています。

クライアント側の処理で間違えてセキュリティにかかわる処理を書くと 全部ユーザ側に表示されてしまいます。

また、あたらしいReactiveというモードでは、セッションがないです。 たぶんRestAPIをイメージしてるのか、マイカ情報をしっかり送らないといけないみたいです。

そのあたりの実装方法を今まで他でやってた人がやると間違えそうなイメージがします。

その他

一部の方々が、ローコードとかを使えば「バージョンアップなどを考えなくてよくなる」と思ってる人がいるようです。
正直それは幻想な気がしています。

Outsystemsのバージョンも最低2年サポートと書いています。最低なので2年以上はサポートしてくれますが バージョンアップでWindowsのOSのバージョンアップが必要だったりするようです。

Outsystems10から11にアップグレードしようとした話

こちらでも、落とし穴の1つに WindowsServer2012→2016へのアップデートが必要とあります。

最近は、周りがどんどん変わっていくので、自分も変わらないと勝手に使えなくなったりします。
アップデートしてもすぐ追従できるように自動テストを充実させる必要があると思うんですよね~。

まとめ

使ってみてやはり思ったのが 処理の簡単な画面は圧倒的に早い気がします。

アプリの処理を複雑にしない!というのはとても大切ですね。 それさえできれば、Outsystemsでサクッと作れる気がします。

逆に複雑な処理やコアになる処理をOutsystemsで作ると大変かもです。

ローコードでエンジニアはいらなくなる?」で書いたのは あながち間違いでない気がしました。

作成日:2022-11-15  更新日:2022-11-15